計画の趣旨
高齢人口増加に伴う今後の医療需要の高まりに対処するため、必要となる医師の確保・育成方針を定めるものです。
計画期間
2020年度(令和2年度)から2023年度(令和5年度)まで
医師確保の方針
特に育成が必要な医師像として次の3つを設定しています。
1.高度急性期の需要増加に対処するための医師の育成
高度急性期の需要増加が見込まれ、いわゆる「待てない急性期」への対応が求められることから、県内医療機関で高度急性期をカバーしている主たる診療科の実態を踏まえ、内科、小児科、外科、産婦人科、脳神経外科、麻酔科、救急科の医師を育成します。
2.総合的な診療能力を有する医師の育成
高度に専門化した医師が増加していることを踏まえ、患者の全体像を診る「患者を選ばない医師」や患者だけでなく「家族や地域も診る医師」が求められることから、病院総合診療医、家庭医療専門医等の専門医、かかりつけ医やプライマリ・ケア認定医など、総合的な診療能力を有する医師を育成します。
3.総合診療の経験のある専門医の育成
へき地等における勤務を経験する自治医科大学卒業医師のように、総合的な診療の経験があり、専門医としても活躍が期待されている医師のさらなる育成を行います。