概要と特色
リハビリテーション科では、浅見豊子診療教授・科長を筆頭に、助教1名・専攻医1名の医師3名体制で診療にあたっています。
入院診療では、リハビリテーション領域の各専門職種と連携を取り、県内の急性期病院の中枢として可能な限りの早期離床を心がけています。また、誤嚥性肺炎による離床の阻害や入院期間の延長を防ぐために嚥下検査にも力を入れており、嚥下内視鏡検査と嚥下造影検査を年間計400件以上実施しています。
外来診療では、先進的なリハビリテーション治療も取り入れており、2001年より筋電義手トレーニングを開始したほか、2011年にロボットを活用したリハビリテーション治療を国内でも早期より開始し、2014年には全国で初のロボットリハビリテーション外来を設置しました。また痙縮に対するボツリヌス治療も非常に多くの症例に行っています。
とくに、生活期の脳卒中片麻痺例に対するボツリヌス治療とロボットのコンビネーションセラピーでは歩行・運動機能の向上に成果をあげています。また、HALを使用して神経難病患者の歩行・運動機能向上をめざしたリハビリテーション治療も行っています。
医学生・研修医へメッセージ
リハビリテーション科では、上記のように先進的なリハビリテーション医療に実際に携わりながら勉強することが出来ます。また、専門医研修プログラムでは、大学病院での急性期リハビリテーションだけでなく、回復期リハビリテーションや生活期リハビリテーションもしっかりと学ぶことが出来ます。佐賀県内だけでなく長崎県や福岡県の回復期リハビリテーション病院、さらに愛知県の藤田医科大学病院も関連施設となっているため、佐賀県内だけにとどまらずに専門医研修を受けることも可能です。
患者さんの生活を育むリハビリテーション医療を、是非ともに学びましょう。
直近の入局者数
- 2020年度専攻医数 2名
- 2021年度専攻医数 4名