佐賀県医師支援センター

精神神経科

臨床実習の特徴

 入院患者1名を担当し、その症例についてのレポートを書いてもらいます。また外来新患の予診に最低1回入ってもらいます。実習は4週間で、そのうち3週間が大学、2週目もしくは3週目の1週間は肥前精神医療センターでの実習となります。

 精神科の診察は他の診療科とは一線を画しているところがあり、その違いをぜひ実習で味わってもらえたらと思います。特に外来新患の予診は貴重な経験になります。

臨床研修の特徴

 入院患者数名の担当につき、診療にあたってもらいます。1人の患者さんを主治医・指導医・研修医の3人のチームで見る体制を取っています。自分が担当した患者さん1名について、毎週木曜日の症例検討会で発表してもらいます。

 また最近は「研修医も外来新患の予診に入りたい」「リエゾンを経験したい」という希望が多く、可能な範囲で応えるようにしています。

医学生・研修医へメッセージ

 佐賀大学医学部附属病院精神神経科は、個室8床・大部屋16床の計24床の病棟を持っています。

 一般の精神科病院と比べ病床数は少ないですが、佐賀県の医療機関で唯一合併症病棟を持ち、またリエゾン精神医療も積極的に行い、他診療科と連携しながら日々の診療に当たっています。このあたりは総合病院の精神科ならではと言えるでしょう。

 精神科の医師は皆アットホームな雰囲気で、診療のこと、プライベートのことなど、些細なことでも気軽に相談できる環境が整っています。また、診察の中で疾患以外のことが話題になることも多いからか、多趣味な医師が多いのも特徴です。ぜひ、実習や研修を通して、医局の雰囲気を味わってもらえたらと思います。

実習・研修した先輩の言葉

令和3年度2年目研修医 男性

精神科の患者の診察の仕方がよく分からなったが、入院患者さんを担当医として診察するなかで、身に付けることが出来た。

令和3年度6年生 女性

外来新患の予診が非常に勉強になった。

専攻医数

  • 令和2年度:1人
  • 令和3年度:3人
  • 令和4年度(予定):2人

佐賀大学医学部 精神医学講座HP

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