佐賀大学医学部附属病院
佐賀大学医学部泌尿器科 専門研修プログラム
新生児から高齢者まで男女問わず幅広い層に対して、「安全で質の高い医療」を提供できる医師を育成します。
そのために専門研修では以下を目標として、佐賀大学および関連施設における研修や国内留学に積極的に取り組んでいます。
エビデンス（科学的根拠）に基づいた質の高い医療を追求する。
前立腺癌・腎癌・膀胱癌などの泌尿器悪性腫瘍や小児泌尿器科疾患、女性泌尿器疾患などに対し腹腔鏡手術・ロボット支援下腹腔鏡手術による低侵襲手術による疾患の根治治療に積極的に取り組んでいます。
泌尿器科診療に関して十分な情報を提供し、納得の得られる医療を実践する。
多岐にわたる診療領域において、高い専門性を発揮できる医師の育成を目指しています。
QOL（生活の質）を重視した診療を推進する。
腹腔鏡手術・ロボット支援下腹腔鏡手術による低侵襲手術による疾患の根治治療に積極的に取り組んでいます。
また臓器機能温存のためのさまざまな尿路形成・再建手術の習得を目標としています。
専攻医の声
私は佐賀大学泌尿器科専門研修プログラムに登録し、初期研修修了後、泌尿器科の専門医研修を開始して、4年目に当たります。私は期間中、佐賀大学付属病院のみで研修を行ってきましたが悪性疾患に加えて女性泌尿器科や小児泌尿器科の手術や外来診察も経験でき、特に小児泌尿器科分野においては九州全土のみならず全国から症例が集まっており多くの経験を積むことができました。同じように佐賀大学での専門医研修を行っている医師の中には他県の施設と連携して国内留学という形での経験を積む人もいれば、逆に先述の小児泌尿器科領域を中心に国内留学で佐賀大学に来る医師もいることで様々な考え方や手術手技を学びつつ、お互いに刺激を受けながら業務をできていると感じます。
地方大学でたくさんの医師が常にいるという状況ではないですが、それにより逆に経験症例数をたくさん積めることと、教授を含めた指導医の先生方に近い距離でみていただき、熱心な指導をいただきながらスキルアップしていける環境があることは大きな利点です。また、大学病院だけでなく、佐賀県内外を含む様々な関連施設で経験を積むことで地域医療に必要なファクターも学ぶことができます。
これらのことから、佐賀大学泌尿器科専門研修プログラムは大変有意義なものになっていると感じます。今年で専門研修プログラムが修了する年次になりますが、ご指導いただいている先生方に多大な感謝をしております。
