佐賀大学医学部附属病院
佐賀大学医学部附属病院皮膚科 専門研修プログラム
佐賀大学皮膚科は県内唯一の大学病院として、地域の皆様方に高度な医療を提供しています。皮膚の健康を守ることを通じて、広く地域社会に貢献できる人材の育成を目指しています。
多様な皮膚疾患の診断と治療ができる力を身につける
的確に皮膚症状を読み解くトレーニングと皮膚病理組織学の知識を学びます。また、最新の免疫・アレルギー領域の研鑽を積むこともできます。皮膚症状を通じて、内科疾患にアプローチできることも皮膚科の魅力です。
特に当科は内科学講座に属していますので、内科各科との敷居が低く風通しの良いスムースな連携や情報交換ができることも強みです。当科は、膠原病・リウマチ内科と毎週合同カンファレンスを行っています。
外科的な技術を身につける
当科は佐賀県における、皮膚がん治療の最後の砦としての役割を担っています。そのため、皮膚癌の外科的な治療にも力を入れています。皮膚外科領域の技術としては、皮膚の縫合、腫瘍の切除や再建術などを身につけます。当科には、皮膚悪性腫瘍指導専門医が在籍しており、外科的な技量に加え、化学療法、緩和ケア、地域連携を学ぶこともできます。
外緊密な病診・病病連携や関連病院での診療を通じて多様な皮膚疾患の経験をつみます
皮膚疾患は多種多様であり、診断の難しい疾患だけでなく、日常的に高頻度に遭遇する疾患も学ぶことも大切です。
佐賀県内の診療所や病院との連携と診療を経験することで、幅広い皮膚疾患に対処できることを目指しています。
専攻医の声
私は佐賀大学医学部皮膚科研修プログラムに登録し、初期研修終了後、専門医研修を開始しました。症状が目に見えること、扱う疾患が多いこと、専門性が高いことなどから皮膚科医への道を志しました。面倒見のよい先生が多く、温かな雰囲気であることから佐賀大学のプログラムを選択しました。
佐賀大学医学部皮膚科で勤務し約1年が経ちますが、わからないことがあっても気軽に相談できる医局であり、ストレスなく多種多様な皮膚疾患について日々学び、充実した毎日を過ごしております。
病棟業務では難治性疾患や稀な疾患など、より専門性の高い疾患の診断と治療を、指導医とタッグを組んで1つ1つじっくりと勉強できています。外来では経験豊かな先生の陪席につくことで、診断のステップや治療への考え方、患者説明の仕方までコミュニケーションをとりながら学ぶことができます。手術件数は年間局所麻酔（含生検術）500 件、全身麻酔 80 件を超え、大小さまざまな症例を経験できています。
バックアップ体制もしっかりしており、臆することなく恵まれた環境で診療に当たっております。自身が一人で対応した症例も、写真に記録し先生方に見ていただくことでフィードバックができ、新たな発見を得ることができます。
皮膚科の魅力の一つは、長く続けることで見える景色が異なり、生涯飽きずに面白く続けていけるところだと考えております。風通しのよいなんでも話せる先生方の下、その見える景色の違いを実感し、日々刺激を受けております。皆様も佐賀大学医学部皮膚科で、楽しく充実した日々を送ってみませんか？
